新聞奨学生の広場

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毎日新聞の新聞奨学生制度

新聞奨学生の制度は、読売新聞や朝日新聞、毎日新聞などの大手新聞社がもうけています。
新聞配達で勤務しながら、給与と学費をもらえる制度です。
この制度を使えば、保護者に金銭的な負担をかけることなく、自らの力で大学や専門学校、予備校に進学することが可能になります。保護者の世話になりたくない場合や、保護者に金銭的な余裕がない場合には、新聞奨学生の制度はとても心強い制度だと言えるでしょう。
このページでは、毎日新聞の奨学生制度について説明します。
新聞奨学生制度の仕組みと毎日新聞の奨学生制度の特徴をしっかり理解して、ぜひうまく活用してください。

親身なサポート体制が嬉しい「毎日育英会」

毎日新聞の新聞奨学生制度は、「毎日育英会」という組織によって運営されています。
自立進学を目指す学生を支援するため、1968年(昭和43年)
に創設された制度で、長い歴史と実績があります。貸与型の奨学金とは違い、返済不要の奨学金です。
毎日新聞の販売所で朝刊・夕刊の配達業務等をしながら、大学、専門学校、予備校等に通うことができます。新聞販売所で勤務することで、貸与された金額を完済できるため、卒業後に借金を抱える心配がないのが、大きなメリットです。
これまでに、76,600人以上の毎日奨学生が社会へと巣立っていきました。
学業と仕事の両立をやり遂げた卒業生は、国内外の多分野で活躍していて、高い信頼と評価を得ています。

毎日育英会HP

また、毎日新聞では、「選抜高等学校野球大会」、「全国高等学校駅伝競走大会」、「毎日書道展」、「全日本学生音楽コンクール」、「青少年読書感想文全国コンクール」など、スポーツや芸術、文化等の幅広い分野において、多くの大会やコンクールを主催し、若い人たちの活躍の場を拡げる取り組みを行ってきた実績があります。

毎日育英会では、入学から卒業までの間、勉学と販売所の業務が両立できるように、奨学生を親身になってサポートする制度が用意されています。ほとんどの人が、新聞配達は未経験からのスタートです。販売所の所長や先輩から丁寧な指導を受けられるので、心配はいりません。
また、毎日育英会の事務局は、東京、大阪、福岡にあります。そのため、どこの事務局地域で勤務していても、手厚いサポートを受けることができます。

在学中に奨学会から学費として立て替えて支払った金額が、定められた奨学金の範囲内であれば、卒業時の返済は必要ありません。返済が免除される金額については、コースや通学年数によって異なりますが、最大520万円までの返済が免除されます。

3つのコースから選べる奨学生制度

毎日新聞の新聞奨学生制度は、業務内容と待遇の違いによって、Aコース、Bコース、Cコースの3つのコースから選ぶことができます。コース選択によって、業務内容と待遇、そして奨学金の金額も異なってきます。
また、奨学金とは別に、新聞配達の業務に対する給与がもらえます。
この給与を利用して、毎月の生活費に充てることができます。

Aコース Bコース Cコース
業務内容 朝刊・夕刊の配達業務、集金業務、付随業務 朝刊・夕刊の配達業務、付随業務。集金業務はありません。 朝刊の配達業務、集金業務、付随業務。夕刊の配達はありません。
勤務時間 6時間程度/日 5時間程度/日 4.5時間程度/日
返済免除額 4年間で520万円まで。
1年間あたり130万円までの学費をまかなうことができます。
4年間で440万円まで。
1年間あたり110万円までの学費をまかなうことができます。
4年間で440万円まで。
1年間あたり110万円までの学費をまかなうことができます。
給料 16万円前後/月 13万円前後/月 13万円前後/月

奨学金・学費貸付は安心の無利子

返済免除限度額まで、入学金・授業料・施設費・実習費などの学費を無利子で貸付が受けられます。※教材費・寄付金・保険などは貸付の対象外。
各年次で貸付限度額が定められており、貸付金は奨学金で返済する形となります。

1年間勤務し、最低保証額に満たない学費の学校に在学の場合は、翌年3月末に差額が支給されます。2年次以降も同様です。奨学金は1年間勤務し、1年ごとに支給されるため安心です。
※中途退会の場合は、退会時に貸付金残額を一括返済する必要があります。
※また、在学中などからの中途入会制度もあります。入会時期によって、規定の奨学金が支給されます。

Aコース、Bコース、Cコースいずれのコースであっても、食費や衣服代など、日々の生活に必要な出費は、給与でまかなえるでしょう。親からの仕送りなしの独立がかないますね。無駄遣いをしないように心がけていれば、新聞奨学生の仕事だけで生活をやっていくことができるはずです。毎月しっかりと貯金をしている学生もいます。

さらに、年に2回、7月と12月に賞与をもらうこともできます。賞与がもらえますので、自由に利用できるお金が生まれます。学生にとっては、とてもうれしいものだと思います。

福利厚生について

保険は、多くの奨学生は「国民健康保険証」(自己負担)を利用しています。
「毎日奨学生医療共済制度」により、通院・入院した場合でも保険治療費の自己負担はありません。
また、労災保険・交通傷害保険も完備されています。(保険料の自己負担はありません)
法律で定められた有給休暇も、もちろん取得できます。
任意で、業務外のケガなどの保障も受けられる「毎日奨学生総合保障制度」への加入も可能です。

無料の寮

奨学生は、担当する毎日新聞の販売店内の個室、または販売店が用意したアパートに住むことになります。エアコンやシャワールーム付き(構造上の問題で一部設置されていない販売所もあります)で、部屋代は無料です。
水道・光熱費は、自己負担です。
朝・夕食が販売所内で用意される場合は、月額29,000円を給与から控除されます。
なお、新聞が発行されない日(休刊日)の朝・夕食の用意はありません。

また、通学に必要な定期代については、1ヶ月の定期代のうち5,000円までは奨学生本人が負担し、5,000円を超過する分は販売店から補助がされます。

業務内容について

朝刊・夕刊の配達

各販売店に出勤し、毎日新聞、各種新聞(スポーツ新聞など)を、自転車またはバイクで配達します。
自転車、バイクは各販売店から貸与されます。ヘルメットや雨具等は販売所で用意されます。原付バイク(50cc)のガソリン代は、販売所の負担となります。
入会時に、スタッフジャンパーを全員に用意してもらえます。
女子学生には防犯ブザーも用意されます。
朝刊の勤務時間は、準備を含めて2時30分頃から3時間程度です。(販売所の地域により異なります)
夕刊の勤務時間は、15時頃から2時間程度です。(授業終了、通学時間により異なります)

集金

お客様から毎月の購読料金を集めます。
近年、新聞購読料のクレジット払いや口座振替が増えてきているため、集金業務は軽減されています。予備校生には集金業務がありませんが、特に希望がある人には、別途手当てが支給されます。

その他付随業務

チラシ広告の折り込み作業、配達する順番が書かれた配達順路帳、読者増減を記録したリストの作成など、簡単な事務作業があります。また、宣伝物や試読紙の配布といった、PR活動もあります。
コンピュータや折込機が設置されているため、作業の効率化が進み、かかる時間も短縮されてきています。

採用エリア別の事務局と販売所紹介システム

毎日育英会には、採用エリア別に東京・大阪・福岡の3つの事務局があります。
相談しやすいサポート体制が整っているので安心ですね。

新聞配達

また、特に東京エリアには、卒業まで続けやすいシステムがあります。
入会時に渡される「販売所紹介カード」に、販売所紹介に対する希望を記入し、希望に基づいて、販売所長との面接が行われます。
通学にかかる時間や、配達を担当する地域についての特徴、周辺の環境など、詳しい条件を確認しながら質問して、希望を伝えることができます。
実際に、販売所を訪問して雰囲気や設備、業務内容を確認し、訪問当日には販売所での見学宿泊となります。

楽しく安心して続けるための、様々なイベント

・入会受付・オリエンテーション(3月)

入会時に、東京事務局までの片道分の交通費が支給されます。
奨学生としての心構えについて学び、保険、原付交通安全講習などが用意されています。
学業と仕事の両立のための研修を受け、雇用契約を結びます。

・新入生激励会(4、5月)

毎年春に、新入生激励会が開催されます。

・夏季訪店(8月)

毎年春に、新入生激励会が開催されます。
お互いの夢や目標を発表しあい、学校の事や地元の話題などで盛り上がります。

・卒業祝賀会(2月)

卒業まで頑張り抜いた毎日奨学生を招待し、卒業祝賀会が開催されます。
式典では卒業生全員が紹介され、スーツ、記念品が授与されます。
懇親会では豪華賞品が当たるアトラクションなどが行われ、毎年とても盛り上がります。

・就職支援

毎日奨学生は、就職相談を受けることができます。また、卒業まで頑張り抜いた毎日奨学生には、就職活動時に企業・団体へのアピールとなる「推薦状」を発行しています。これまでに社会に巣立って行った毎日奨学生は、各方面から高い評価を得ています。

心強い、毎日奨学生OB会の存在

毎日奨学生には数多くの先輩がいます。日本国内はもちろん、世界のあらゆる分野で活躍しています。そうしたOBの皆さんが、OB同志の懇親や現役奨学生への支援をはじめ、各種事業活動を通じての連帯感をより一層強めていくことを目的として、毎日奨学生OB会を組織されています。

早起きの習慣を身に付けるコツ、時間の使い方の工夫、日々の配達業務や毎月の集金業務での苦労話、お客様からの嬉しかった言葉、同僚奨学生や先輩との交流等々。学業と仕事の両立をやり抜いた、同じ経験を持つからこそわかる、先輩たちのリアルな声や体験談、アドバイスは何よりも参考になるはずです。皆さんにとって、きっと頼もしく、心強い存在となることでしょう。

募集地域

東京地区/東京、神奈川、埼玉、千葉。京阪神地区。九州地区。
※一部適用外の地区もあります。

理工系や2部(夜間部)の学校も採用可能です。また、通信制や予備校も採用しています。
ただし、大学・短大の医・歯・薬・獣医・体育・海洋・音楽系各学部、専門学校の演劇・航空操縦・歯・看護系学科については、原則として適用できません。

応募手続きの流れ

志望校が決定したら、ぜひ早めにご応募ください。事前予約制です。
志望校の所在地によって、締め切り時期が異なります。
定員になり次第、締め切りとなります。
志望校に合格してから応募しても、すでに定員に達している場合があります。

まずお気軽に、資料請求をしてみましょう。
毎日育英会の資料請求フォームから、必要事項を入力して送信すると、通常、2~3日程度で、「毎日奨学生ガイドブック」が無料で届きます。
入会申し込みからの手続きについては、毎日育英会の公式サイトで詳しく紹介されています。

また、毎日育英会「制度説明会」は、事務局の担当エリア毎に全国各地で開催されています。
制度説明会の開催日程については、毎日育英会のホームページで随時更新されています。
会場までの往復の交通費(電車またはバス代)を支給します。※毎日育英会規定による

制度の詳しい内容について、担当者から個別に詳しく説明を受けることができます。
お住まいの地域での説明会開催情報がない、あるいは説明会の日程では都合が悪い場合等、担当者から個別での説明も随時実施可能です。

志望校〔大学・専修各種学校・予備校〕によって、授業時間や学費、業務のコースなど条件が異なります。お気軽にご相談ください。

【お問い合わせ先】

毎日育英会(東京)
フリーダイヤル 
受付時間 月~金9:45~18:00(祝日除く)
〒169-0072 東京都新宿区大久保3-14-4 毎日新聞早稲田別館
TEL:

※東京地区以外の方は、奨学生制度の条件が異なります。こちらへお問い合わせください。
毎日育英会  大阪事務局
〒530-8251 大阪市北区梅田3-4-5 毎日新聞ビル内
フリーダイヤル 
TEL.
受付時間 (月~金 10:00~18:00 ※祝日を除く)

毎日育英会  福岡事務局
〒802-8651 北九州市小倉北区紺屋町13-1 毎日会館3F
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受付時間 (月~金 10:00~18:00 ※祝日を除く)

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