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新聞奨学生のメリット

内閣府によると、平成24年12月から始まった今の景気回復は、昭和40年11月から昭和45年7月まで4年9ヶ月続いた「いざなぎ景気」を超え、戦後2番目の長さに達したそうです。
しかし、その一方で、総務省の労働力調査によれば、非正規雇用の割合は37.3%と、依然として高い水準にあります。

終身雇用と年功序列で、まじめに働いてさえいれば、右肩上がりの昇給とボーナスが見込めた高度成長期とは異なり、今の時代は会社をリストラされたり、年収が大幅に下がる場合など、予期しない状況になってしまうことも少なくありません。
晩婚化や離婚率の上昇も、子どもの進路選択に影響を与えます。

厳しい経済状況

進学を控えた年頃の学生さんを子どもにもつ保護者の人の中にも、厳しい経済状況にいる人もいらっしゃるでしょう。
家庭ごとの事情は様々だと思いますが、その事情によっては、選ぶことのできる進路が制限されるようになってきます。

経済的に余裕のある家庭は、学費が安いところから高いところまで、幅広く選択することができます。しかし、金銭的に余裕がなければ、学費の安いところから選択するか、進学そのものを断念しなければならない人もいるでしょう。
とはいえ、学費に余裕のない低収入の家庭であっても、奨学金を利用して大学に進学させたいと思うのが、やはり親心なのではないでしょうか。
そして、できれば学費の負担は少なくしたいというのが、保護者の正直な気持ちかもしれません。

学生が自分の力で大学に進学するための制度が、新聞奨学生の制度です。
このページでは新聞奨学生の制度を利用するメリットについて説明します。

新聞奨学生の制度にはたくさんのメリットがあります。
メリットを理解すると、きっと新聞奨学生の制度を利用したくなります。
まず一番大きなメリットは、保護者の人に金銭的な負担をかけることなく大学に進学できる点です。

新聞配達

新聞奨学生は、大学の学費を全額貸してもらえます。
最初に立て替えてもらった学費を、在学中に新聞配達をしながら労働で返済していくスタイルなので、卒業後に有利子で何年もかけて返済する必要はありません。
学生が自分の力で大学に進学することが可能になります。
これは、新聞奨学生の制度を利用する一番大きなメリットだといえます。

また、新聞奨学生になると、毎月の生活費を自分で稼ぐことができます。
新聞奨学生は、毎日の業務として新聞を配達することになります。
この業務に対して、給料をもらうことができます。この給料は、学費の貸与とは別のものです。
学費を全額貸してもらえるうえに、毎月の生活費を自分で稼ぐことができるので、保護者の負担は限りなく小さくなるはずです。
この給料を利用して、毎月かかる食費や衣服代を払うことができます。すべての負担を自分の力でできる点が、新聞奨学生の制度の大きな特徴です。

もし、新聞奨学生という制度が世の中に無ければ、高校を卒業したての若者が都会に出て、すぐに住居と仕事を手に入れる手段は、かなり限られてくるでしょう。
部屋を借りるにしても、当面のお金や仕事が必要になってきます。
そういう面倒な手続きお金の心配をすることなく、文字通り「身体ひとつ」で新しい生活を始めることができるのは、大きなメリットですね。

経済的な理由以外にも何らかの家庭の事情があって、早く家を出たい、地元を出たいと思っている人も少なからずいるでしょう。
そういった人にとっては、高校を卒業してすぐに家を出て、実家や生まれ育った故郷を離れて生活がスタートできる新聞奨学生の制度は、とても助かるものなのではないでしょうか。

新生活のスタート

また、新聞奨学生の生活は、早寝早起きの習慣が自然と身につき、きちんとしたものになります。
大学生になると、高校生までと違って生活の自由度が上がり、特に一人暮らしの人はついつい生活が乱れがちです。
その点、新聞奨学生は寮生活の場合が多いので、無理なく生活リズムを整えることができます。自分の生活を自分の力で律することができる点も、金銭的な面以外での、新聞奨学生のメリットだと言えるでしょう。

このようにたくさんのメリットが新聞奨学生にはあります。