新聞奨学生の広場

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覚悟が必要だが続ければ自信に繋がる

イニシャル SY
性別 男性
生まれ年 1985年
新聞販売店名 朝日新聞麻布十番店
販売店所在地 東京都港区麻布十番
出身高校名 湯本高校
出身地 福島県
出身高校名 バンタン電脳情報学院
新聞奨学生になってみて、パンフレットの内容や人に聞いたことと「違っていたこと」は?

主な業務内容や福利厚生等、事前に聞いていたこと、調べていた事とあまり違いはなかった。
強いて言えば建物がかなり古かったため、シャワー室だけポツンと屋上に簡易的に作られていただけなので冬場や雨の日は寒くて大変だったのと、エアコンも各部屋にあるのでなく通路に一台あるだけだったのが、想定外だった。
また、給料はパンフレットの案内では食事なしの営業所で約15万円いただけると記載されていたが、実質は12万円前後だったと記憶している。それでも、ほぼほぼ全額自由に使えるお金なので金銭面でのゆとりはあった。

新聞奨学生を経験して辛かったことは?

営業所に基本午前3時に新聞が到着するのでその前には起きて準備期間しなけばならず、最初の半年間くらいは身体が馴れずに苦労した。
逆に早起きに慣れて身体のサイクルが出来てくると、今度は休みの日までいつもと同じ時間に完全に目が覚めてしまって、そっちのほうが辛かった。
最初の頃、業務になれるまでは配達に時間がかかりすぎてお客様をお待たせしてしまうのが心苦しかった。
雨の時は新聞をビニール袋に入れたりで、経験を積めば割と苦なく対応出来るが、強風や突風が発生する日がたまにあり、新聞が飛ばされないよう気を使うのが大変だった。予備は持ってはいたが、使い切ると再度店まで戻らなくてはならず時間がかかってしまうので配達中は常に注意していた。

新聞奨学生を経験して良かったことは?

天気がいい日、朝早く誰もいない街をバイクで走っているのは気持ちが良かった。時間を独り占めしている感覚だった。慣れれば自分のペースで仕事が出来るので自分の性格にはあっていた。
集金もしていて、接客というものが初めてだったので、接し方や言葉使いなど勉強になった。
住み込みで働いていたので、給料がほぼ丸々自由に使えるので、貯金もでき金銭面で余裕のある生活ができた。
スタッフ同士基本的に仲が良かったので大きなトラブルはなく人間関係でストレスを感じることはあまり無かった。
卒業記念旅行で初めての海外旅行に無料で行けた。旅行先がハワイで体験ダイビングをしたのがきっかけで、国内だが今も趣味でダイビングをしている。

新聞奨学生を考えている人へメッセージ

学費を出して貰えた上、住む所に給料も出るので、金銭面で不安な人にはとてもいい制度だと思います。
ただ朝早く起きるので、どうしても睡眠不足になったり体力勝負な仕事でもあります。そのため勉学の方が疎かになりがちです。学業に対して自分の強い意志が無いと、怠けて学校に行かなくなってしまう事もあります。仕事も大事ですが、勉学も大事です。続けるには正直覚悟が必要だと思います。
しかし、どちらも両立する事が出来れば今後の自信に繋がりますし、卒業後、社会に出て大抵のことは出来ると思います。初めてだらけで不安だと思いますが、頑張って下さい。